一戸建てを売りに出す場合
その建物は築数年から数十年と大変幅が広い物件で様々です。
また、マンション物件も査定する事がありますが
間取りや仕様などは大体似た物件が多い場合もあり査定も分かりやすいのですが
戸建てに関してはそれぞれの建物で多種多様な為、査定が大変難しいのが現状です。
一般的な査定方法としては次の2つです。
一つ目は、積算法で土地価格と建物価格を分けて算出する方法です。
そしてこの2つを合算した価格となります。
土地の状況に関しては、区画や道路との状況を確認します。
例えば道路と接してる部分が短く奥に行くにつれて広くなる場合は価格が下がります。
建築基準法でも道路とは2m以上接道義務があり基準が満たされなければ再建築が不可で
買い手が付かない可能性もあります。
建物を建てるには昔と現在の基準が異なるので、どちらかの状況だけで価値が大きく異なります。
二つ目は、取引事例比較法で周囲の取引事情と比較した上で算出した価格です。
積算法で築年数が経過してる建物を査定すると価値がゼロの時もあります。
この時に取引事例を参考にして価格を付ける事も出来ます。
戸建ては土地と建物にそれぞれ個性があります。
上記の2つの片方だけで算出すると大きな誤差が生じる事があります。
よって積算法と取引事例比較法を併用する事で戸建ての適正価格を導き出す事が出来るのです。
査定業者の方法によって価格は大きくばらつきがある為、複数の業者に依頼する事をお勧めします。